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吾平山陵の広葉杉(コウヨウザン)

吾平山陵の資料館で、係の女性から吾平山陵の概要を聴いた中で、参道の周りに植えられている高い木が広葉杉(こうようざん)であることを知りました。広葉杉という樹木名を聴いたのも、初めてのことでした。


広葉杉と落ち葉
吾平山陵の参道は、広葉杉の林の中にあり、厳かな雰囲気があります。

「庭木図鑑 植木ペディア」には、以下のように広葉杉の特徴を紹介しています。
① 中国南部や台湾を原産地とする常緑針葉樹で日本へ渡来したのは江戸時代の末期。天に向かってまっすぐに伸びる樹形とオリエンタルな雰囲気が好まれ、社寺の境内に数多く植えられた。

② スギに似た幅の広い葉を持つため「広葉杉」と呼ばれるようになったという。実際のところ、葉は杉よりもはるかに大きく、より長く、表面はピカピカと光沢があり、それほど似ていない。

③ 成長が早い分、材の密度が低くて折れやすいため、日本では材木として使われることは少ない。しかし、シロアリの害に強いため、原産地の中国ではもっとも重要な材木とされる。日本で売られている中国産の家具の中には、コウヨウザンを使っているものもある。


今年の4月に、国の天然記念物に指定されている大クスを見るために、志布志市の山宮神社に行きました。樹齢が約1300年、高さ22m、根回り24.3mの大クスがある入口の近くに、高さ22.3mの推定樹齢300年の広葉杉がありました。


山宮神社の広葉杉
写真の鳥居の右が大クスで、その左側の高い1本の木が広葉杉です。

広葉杉の案内板の由来には、「江戸時代庭園樹として移入され、主に南九州の有名神社などに植樹された」と書いてありました。

志布志市の白鳥神社には、高さ約40mの広葉杉が2本あり、市指定文化財になっています。


広葉杉に関するネット情報は少ないようです。
平地や山間地にある神社では、強風が当たりにくいので、広葉杉が折れずに高く成長しやすいのかとか、シロアリの害に強いことが南九州の神社で歓迎されたのかとか、中国から渡来した庭園樹であれば高価だったのだろうとか、広葉杉については知りたいことが多いです。


吾平山陵のように、広葉杉が多数植えられて林になり、独特の景観を作っている所は他には無いのではないでしょうか。多くの方に来ていただき、その景観と雰囲気を体験していただきたいです。

なお、「Shall We ダンス?」で日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞した草刈民代さんが、テレビの「はなまるカフェ」で、一人旅で訪れたという「吾平山上陵(あいらのやまのうえのみささぎ)」で霊験あらたかな雰囲気を感じたと、夏のオススメ名所として紹介されたことは、うれしいことでした。


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テーマ: 鹿児島 | ジャンル: 地域情報

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