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大隅の小学校にはセンダンがある

大隅に来て、関東では見かけなかった樹木があることや、関東に比べて異常に多い樹木があることに気付きました。異常に多い樹木の代表として、センダン(栴檀)があります。

センダンは、あちらこちらの場所に生えていて、枝張りが大きく大木になりやすいようです。南九州の温暖な気候が適していて、センダンの飛んだ種が成長しやすいのでしょう。

特筆すべきは、小学校の校庭に大きなセンダンが植えてあることです。ほとんどの古い小学校にはあり、校庭の中央部に生えていることがあります。以下の写真は、葉が落ちた冬場の校庭のセンダンです。


祓川小の栴檀の木2

祓川小学校校庭のセンダン



旧古江小学校の栴檀の木

旧古江小学校校庭のセンダン



明治以降、東日本の小学校では校庭に盛んにセンダンが植えられたようですが、生育に適した気候の南九州には特に多いのではないでしょうか。

なお、「栴檀(せんだん)は双葉より香し」の諺にある栴檀はインドの栴檀(白檀)で、日本でいう栴檀とは、字は同じでも全く違う種類の木だそうです。現代の日本でいう栴檀とは、あふち(おうち)と呼ばれた別の木のことで香気は全くないそうです。

センダンの枝は折れやすいので、九州の球磨地方には「センダンの木に登ってはならない」とか、「家のまわりや近くに植えるな」などの教えもあるそうです。

諺のように、子供の頃から才能を発揮して大成して欲しいという大人の願いと、暑い夏に校庭に日陰をつくるために、小学校の校庭にセンダンを植えたのでありましょう。

小学校時代の6年間の思い出は、校庭にある大きなセンダンとともに、子供たちの記憶に長く残ることでしょう。

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テーマ: 鹿児島 | ジャンル: 地域情報

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