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アメリカはなぜガンが減り、日本は増えるか?

米国の癌が減った本_800KB

今回紹介する本は、発刊が2002年と古いが、私が知らないガンに関する情報が多く、日本もアメリカの健康政策を見習う必要があると考えさせられました。その本名はアメリカはなぜ「ガン」が減少したか”です。以下にその内容のエッセンスを紹介します。

「米国では、医学が進歩したのに病人が増えている原因を究明するため、フォード大統領が1975年に国家的な大調査を行い、調査委員長の名前をつけたマクガバン・レポートが出た。」

「そのレポートの結論は、”米国の食事がガン、心臓病、糖尿病などの現代病を生んでいる。特に、ビタミン、ミネラルの不足が目立つ。”そこで、1997年7月、世界がん研究財団と米国がん研究財団は、以下の数値目標を入れた食品と栄養によるガン予防14ヶ条を出した。」

1.食事内容:野菜や果物、豆類、精製度の低いデンプン質などの主食食品が豊富な食事をする。
2.体重:BMI(体重kg÷身長m÷身長m)を18.5~25に維持し、成人期の体重増加は5kg未満にする。
3.身体活動:1日1時間の速歩を行い、1週間に合計1時間は強度の強い運動を行う。
4.野菜と果物:1日400~800gまたは5皿以上(1皿は80g相当)の野菜類や果物類を食べる。
5.その他の植物性食品:1日に600~800gまたは7皿以上の穀類、豆類、芋類、バナナなどを食べる。
6.飲酒:飲酒は勧められない。飲むなら1日男性は2杯(=日本酒1合)、女性1杯以下。
7.肉類:赤身の肉を1日80g以下に抑える(赤身の肉とは、牛肉、羊肉、豚肉)。
8.総脂肪量:動物性脂肪を控え、植物油を使用して総エネルギーの15~30%の範囲に抑える。
9.塩分:塩分は1日6g以下。調味に香辛料やハーブを使用し、減塩の工夫をする(酢の使用もよい)。
10.かびの防止:常温で長時間放置したり、かびがはえた食物は食べないようにする。
11.冷蔵庫での保存:腐敗しやすい食物の保存は、冷蔵庫で冷凍か冷却する。
12.食品添加物と残留物:添加物、汚染物質、その他の残留物は、適切な規制下では特に心配はいらない。
13.調理法:黒焦げの食物を避け、直火焼きの肉や魚、塩干燻製食品は控える。
14.栄養補助食品:この勧告を守れば、あえてとる必要はなく、がん予防にも役立たない。

ガン抑制効果のある食品_260KB 
「さらに官民一体となって西洋医学だけでなく、東洋医学や民間療法も取り入れた「統合医療」の道を歩み始めた。日本の厚生労働省にあたる役所に「代替医療部」が設置され、食事療法に力を入れた。
その国家プロジェクトの成果が実って、以下の図のように1992年以降、増え続けていたがんの死亡数が減少に転じた。」

米国全ガン死亡率の推移(加工)

東京大学医学部附属病院放射線科准教授の中川恵一氏はこう断言する(週間現代 20141014)。
「人口10万人当たりで換算すると、日本人の死亡数は米国の約1.6倍にもなっている。意外なことだが、日本は先進国であるにもかかわらず、ガンが原因で亡くなる人が増え続ける唯一の国である。」(下図参照)

        日本の主要死因別死亡率(加工2)

そうであれば、日本も、予防医学にもっと力を入れるべきです。

この本は、さらに以下のように続く。
「日本でも、マクガバン・レポートの影響下で作成したと思われる国の健康政策が1985年以降に何回か登場した。「食生活指針」や「運動指針」は、常識的な内容で新しい情報がなく、国民への影響力はなかった。」

「アメリカでは、健康だけでなく、人間の学力、知力、情動など”心”の部分にもビタミンやミネラルが重要で、脳を健全化することが研究され、実証された。」

「微量ながらミネラルが欠けるとビタミンは正常な機能を果たせなくなるので、ビタミン以上にミネラルが重要である。米国国立科学財団は、”人間の健康維持には45種類のミネラルが必要である”という調査結果を出した。」

「ビタミンと違ってミネラルは人体内で合成できないので、人は土に含まれるミネラルを、穀物・野菜・果実などから補給してきた。日本の田畑では、昔は人糞や残飯を肥料として使っていたのでミネラルがリサイクルしていた。ところが、窒素リン酸カリの化学肥料を使うようになったため、田畑はミネラル不足になった(他国も同様な傾向)。そこで、サプリメントからミネラルを補給するようになった。」

「著者がアメリカでミネラルのサプリメントを調べた結果、自信を持って勧められるのが”植物ミネラル”である。その原料は、古代の植物が堆積して石になった植物堆積岩”ヒューミックシェール”(下記写真参照)であり、74種類のミネラルが有機物として含まれている。それを抽出した”植物ミネラル”は成分バランスと人体への吸収率(99%)が良く、健康回復や難病の治癒に有効との報告がある。」

ヒユーミックシェールAとB結合 
Amazonで”植物サプリ”の商品を見ると、液体で通常のサプリより料金が高いよううです。今後もこの商品の動向を注目したい。

この本は日本の健康政策に警鐘を鳴らし、個人レベルで健康維持の取り組みへの自覚を促しているように思えます。


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テーマ: 医療・病気・治療 | ジャンル: 心と身体

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