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竹細工名人に学ぶ

吾平小学校の正門の近くにある「諏訪竹細工店」の店主・諏訪辰士さんは、竹細工作りを62年間続けています。
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昔、鹿屋市の「連合竹細組合」にいた16人の組合員が、今では諏訪さん一人になったそうです。16人全員が、竹の産地で有名な薩摩半島の川辺出身者です。

諏訪さんの商品は、手作りの高品質が強味で、竹の外側の固い皮だけを使うので、長年使っても虫に食われて劣化することがないそうです。
安い海外品には竹の内側の白い所を使っているものがあるため、虫に食われて穴が開いたり、劣化して崩れたりしやすいそうです。
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1つの竹包丁で、竹を裂き、皮を剥ぐのですが、その幅や厚みを手の感覚で自在にできるのには驚きました。ここに至るには、長年の経験だけではなく、やる気と根性が必要な気がします。現に、技術を習いに来ても、長続きした人はいなかったそうです。
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この丸ザルの売値は50年前は500円で、米一升の価格と同じでしたが、今は1,800円です。手工芸品で、しかも職人も少なくなったので価格が上がるのは当然のことでしょう。
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味噌や茶の製造に使う巨大なザルも見せてもらいました。この大きなザルは二日間で作るそうです。
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自分が作った商品に責任と自信を持つ本物の職人に会えて、貴重なお話を聴くことができました。このような諏訪さんこそ、手抜きをせず、忍耐強く腕に磨きをかけてきた職人の名人です。

最近は大企業でデーター改竄問題が頻発していますが、そのような会社の社員は自社の製品に責任と自信を持って販売できるでしょうか? 経営陣と社員に自覚を促すために、諏訪さんの爪の垢を煎じて飲ませたいです。

竹細工の分野は、簡単に後継者を育てることもできず、実技指導以外で貴重な技術を後世に伝える方法もないので、このような名人がいることを書き残すことにも意味があるのでしょう。

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テーマ: 体験談 | ジャンル: その他

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