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「7日間ブックカバーチャレンジ」のマネごと

「7日間ブックカバーチャレンジ」という言葉を最近知りました。読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、何人かの知人が好きな本を日に一冊、7日間facebookにアップして公開しています。
私もその真似事のようなことをして、自分の考えや行動に影響した作家や本を見直してみることにしました。自分のためです。

1 森田療法の本

慈恵医大の精神科の教授であった森田正馬が、自分のノイローゼ体験を元に確立した神経質、強迫観念などを治す療法です。今では、海外でも高く評価されています。
私も十代後半に強迫観念に悩みました。その悩みは他人に説明しにくく、一人で悶々としていました。大学に入って水谷啓二氏が一般向けに書いたの森田療法の新書版を書店で立ち読みし、稲妻に打たれたように感激し、その後に関連の書籍を読み漁り、大半の悩みから開放されました。この療法から、自分の本心に気づかず、身勝手な行動をしていることを教えてもらいました。まだ身勝手な行動の残滓はあると思いますが。
森田療法の本合体

2 松原正の本
松原正氏は早稲田大学の英文学の教授でしたが、広範な文学や時事問題、防衛問題などに健筆をふるい、同じ保守系の学者や評論家の思考の不徹底と矛盾を指摘して、めった切りしました。
また、古今東西の名作と言われる小説の名作たる所以を分かりやすく解説し、最近の日本人や日本文学のいい加減さを教えてもらいました。
松原正の著作

3 八木重吉詩集
私は中学・高校時代に詩集をよく読みました。最も感動したのが、夭折した八木重吉の詩集です。その哀れな人生と詩に込められた素直な気持ちが共鳴して、当時多感であった私の胸に響いたのでしょう。
                                   八木重吉詩集

4 権利のための闘争
ドイツの法学者のルードルフ・フォン・イェーリングの著作で、1872年に出版されました。
「自分の権利があからさまに軽視され蹂躙されるならばその権利の目的物が侵されるにとどまらず自己の人格までもが脅かされる」というイェーリングの言葉は、現代に生きる私たちの心をも強く揺さぶる力を持っています。
イェーリングは「人格そのものに挑戦する無礼な不法、権利を無視し人格を侮蔑するようなしかたでの権利侵害に対して抵抗することは、義務である」と書いています。
ヨーロッパの法律の根底に、この様な考えがあることに敬服し、私もこの考えの影響を受けて、受けた蹂躙に対して断固とした行動をとりました。
                              権利のための闘争

5 一倉定の経営心得
会社勤めの時に、経営に関する本をよく読みました。特にドラッカーと一倉定(いちくらさだむ)の影響を受けました。
一倉は、事業経営は社長で決まるという信念から、社長だけを対象に指導した経営コンサルタントでした。徹底した現場主義とお客様第一主義を標榜し、空理空論を嫌いました。この本は一倉社長学の要諦をまとめたものです。
営業支援を担当していた頃、次の言葉に感銘を受けました。「クレーム自体の責任は追求しないが、クレームを報告しない責任と指示したクレーム対策を直ちに実行しない責任は追求せよ。」
一倉定の本合体

6 サピエンス全史
イスラエルの歴史学者であるユヴァル・ノア・ハラリの世界的ベストセラーです。私のブログでも取り上げました。
人類誕生以来の世界の歴史を俯瞰して、全く新しい視点からの解釈(仮説)を提示しています。
サピエンス全史_800KB

7 大場昇氏の本
鹿屋市出身のノンフィクション作家・大場昇氏が、私の祖父の評伝を書くために、我が家にインタビューにみえてから、お付き合いをさせていただきました。
大場氏には、大隅半島や鹿屋市の歴史、祖父の業績など、色々のことを教えていただきました。また、多くの著書は、苦難の道を歩んだ恵まれない人への慈愛に満ちたもので、感銘を受けました。
大場昇本4冊

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