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新型コロナウィルス騒動で学んだこと!

現在、新型コロナウィルスが世界的な規模で広がり、パンデミックと言われるような状況になりました。
この騒動で、多くの関連情報が飛び交う中で、門外漢の私が専門家から学んだことが幾つかありました。
主に矢原徹一・九州大学教授の資料清水則夫・東京医科歯科大学准教授の資料を借用して、以下に私が初めて知ったことを記します。

1 ウィルスは細菌ではない。
私は新型コロナウィルスは細菌であると思っていましたが、間違いでした。
伊東乾・東京大学准教授はウィルスは「非生物」で、遺伝情報だけを持つ「分子」「物質」であると書いています。以下の同種のウィルスの図は清水則夫先生の資料から借りました。

ウィルスの模式図   
矢原徹一・九州大学教授は、ウィルスは「増える」「進化する」という生物らしい特徴を持っている「不完全な生物」と考えるのが良いと書いてます。

清水則夫先生の以下の表現のように、ウィルスには細胞がなく、自己増殖できないので細菌ではないことを知り、驚きました。他の細胞に感染して、初めて増殖できるのです。


ウィルスとは?合体
 
2 ウィルス退治にエタノールが効く。

エタノール消毒がウィルス退治に有効のため、現在、マスクと同様に薬局では売り切れ状態が続いています。
なぜ、このアルコールがウィルス退治に効くのでしょうか。
伊東乾先生によると、”アルコールが「除菌」ではなくウイルスの「消毒」に有効、というのは、この「エンベロープ」つまり「ボツボツ」センサーのついた危ないカプセルを、有機溶媒で溶かしてしまうから、それ以上感染できない、という動作原理によるものです。”「エンベロープ」とは、ウィルス表面の突起のある構造のことです。
矢原徹一先生は、”エタノールは浸透性が高く、ウイルス粒子の中に入り込んで、たんぱく質や RNAの構造を変えるので、強力な殺菌効果を持っています。”と以下の資料に示されています。

エタノールの殺菌効果

3 石鹸がウィルス退治に効く。
界面活性剤である石鹸類は、矢原徹一先生の資料によると、”石鹸の分子がウイルスを皮膚から離 れやすくします。さらに、膜の脂質 にくっついて引きはがし、膜を壊し ます。”と書いてあります。単に洗い流すのではありません。
手に付着した油を取り除く界面活性剤の作用を知ると、この原理が分かります。

石鹸が有効

4 水によるうがいががウィルス退治に効く。
うがいに使う液体は、消毒剤のヨード液より水が有効とは驚きです。ヨード液は、侵入した病原性微生物の繁殖を抑制し、発病を防ぐ効果もあると考えられている体内の共生菌(常在菌)を殺すので、以下の矢原徹一先生の資料にあるように、ウィルス退治にはマイナスの働きをします。

水うがいの励行

5 むやみに病院に行かせないようにする。
今回の新型コロナウイルス騒動の当初、わが国のPCR検査数が韓国に比べて極めて少ないことに、私は不満と危機感を持っていました。
恐ろしい病気にかかったかなと思ったら、医院に行き、診察や検査を受けるのが当然と私は思っていたからです。しかし、これは浅はかな素人の考えであることに気付かされました。
病院には感染者が集まりやすいので、最も感染しやすい場所です。さらに受診者が殺到すると、人数に限りがある医師、看護師、検査技師がオーバーワークになり、他の重症患者の治療もできず、医療崩壊します。したがって、症状の重い人だけが病院に行くようにすべきです。
最近のニュースによると、爆発的な感染状態になったイタリヤやスペインでは医療崩壊して、救命措置すらできないケースがあるそうです。
危機のときには、最悪のケースを想定して、優先順位をつけて対処すべきであることを学びました。以下の矢原徹一先生の資料が参考になります。

むやみに病院に行かない 

現在、ヨーロッパで猛威を振るっている新型コロナウィルスは、これからも感染範囲を広げていくことでしょう。収束の目処も着きません。今後の成り行きを注視すれば、新型コロナウィルスについて、ますます学ぶべきことが増えると思います。
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テーマ: 雑学 | ジャンル: その他

史跡整備で「町おこし」の構想力に感銘!

2月27日に「鹿屋ふるさと探訪会」で伊佐市の史跡巡りをしました。南九州石塔研究会の福島洋子副会長と地元の郷土研究会の方に各所を案内していただきました。
その中で、大口城跡での調査・整備作業を見聞きし、市民による自発的な活動に感銘を受けました。
 
大口城は、平安末期の保元3(1158)年に、太秦元衡によって現在の大口小学校背後の裏山一帯に築かれました。
我々は、車で小学校の校舎の間を通り抜け、裏山に入る階段の所まで行きました。
大口城跡連結1  
細い山道を歩いて上りました。坂の上に出ると、二人の郷土史の専門家が待っていてくださり、説明を受けました。
現地説明と休憩の連結

 

平成28年から大口城の正確な測量図面を作成するため、毎週土曜日の午前中にボランティアにより、城跡の竹や雑木の伐採作業が続けられています。

坂の上から、3つの曲輪(くるわ城の内外を土塁、石垣、堀などで区画した区域)が見えました。本丸(下記写真の右側)や二の丸(同左側)などがあった曲輪の広さは、鹿児島県内にある百ヶ所を越える山城で最大であると、同行した人から教えていただきました

大口城跡連結2

伐採、調査が終わった所は、草木が伸びて荒れないように、桜の苗を植えて、将来、歴史に思いを馳せることができる市民の憩いの場所とする作業も進められています。
 この趣旨に賛同する人を募り、苗木一本に二千円を払ったオーナーが植樹し、ネームプレートを付ける作業が始まりました。既に苗木160本が植えられ、今年は230本追加される予定です。
大口城跡連結3

このように時間をかけて史跡を整備して公園にする活動は、多くの市民の思い出作りとともに、将来は公園となって桜祭りなどの行事で賑わいをつくる”地域おこし”に発展することでしょう。

一つの場所で、ボランティアによる樹木の伐採、城の測量図面作り、市民による有料の記念植樹、将来の公園作りが並行して進められていました。素晴らしい構想の活動です。
お手本にしたい地域住民による夢のあるボランティア活動でした。
テーマ: 鹿児島 | ジャンル: 地域情報