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初めて知った臭木(くさぎ)の魅力

私の散歩コースの用水路脇に、11月頃に青い真珠のような実、実を包む赤いガク、白い花を付けた木が沢山あり、目を引きました。鑑賞に耐えうる木と思いますが、庭木で見たことがありません。いわゆる「雑木」の一種なのでしょう。実は、私は今年初めて関心を持った木です。
1臭木

青い実と赤い額と白い花が見られる時期には、多くの人に注目していただきたいと思いました。
2臭木の実

3臭木の花

木の名前を調べたら、気の毒にも「臭木(くさぎ)」でした。枝葉に悪臭があるというが、葉を手で触れても弱いゴム臭ていどで、私には気になりません。若葉は食用に、青い実は染料になるそうで、秋から初冬には眺めて楽しめる木です。

母に聴いたら、鹿児島では「臭葉(くさっぱ)」と呼んで、若葉は塩もみしてから野菜のように煮物に入れたりして、食べたそうです。自家製の佃煮を知人からいただくこともあります。

臭木の実は布の染色にも使えると知り、ネット情報を参考にして、テント生地で作った白い手提げ袋を以下の手順で染めてみました。
①真新しい手提げ袋を洗濯機で洗って乾燥する。
②乾燥した手提げ袋を水で倍に薄めた豆乳に30分以上漬ける(蛋白処理、濃染処理と言う。蛋白があると濃く染めやすくなる。ただし、化学繊維は染まらない。)
③豆乳に漬けた手提げ袋をそのまま乾燥機で30秒脱水してから乾燥する。
④臭木の実を入れた鍋に水を入れて(私の場合、実は約70gで水は適当量で不明)、15分間煮る。
4実の染液作成

⑤煮た液を布で濾過する。
⑥実をスプーンなどで押しつぶしてから、適当量の水と15分間煮る。
⑦煮た液を布で濾過する。
⑧濾過した2つの液を合わせて、その中に③の手提げ袋を30分間漬ける。
⑨手提げ袋を色が出なくなるまで水で洗う。
⑩手提げ袋を乾燥する。
手提げ袋が淡い青色に染まりました。青色に染める植物は藍(あい)と臭木だけだそうです。
5臭木実染め_文字入

さらに、臭木の実の赤色のガクでも染めてみました。
6ガクの染液作成

7臭木ガク染め_文字入

手提げ袋が薄いベージュに染まりました。ガクの量を増やさないと、鮮やかなベージュにならないようですが、適量を求める試験はしませんでした。

名前は悪い臭木ですが、以上のように実と花は鑑賞でき、若葉は食料になり、実は青色染料となる、有用で魅力のある植物です。散歩の際には、関心を持って眺めることにします。

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開花期が長くて育てやすいトレニア!

昨年、花壇に植えたトレニアが花が咲き終わって枯れたので、11月ころに抜いて石ころの多い所に放置していたら、今年の6月から8月にその”こぼれ種”からたくさんの芽が出てきました。芽が出てきた所が、花を植えたことがない石ころだらけの場所なので、その逞しい生命力に驚きました。
①7月24日トレニア1_800KB

さらに驚いたのは、最初に芽を出し大きく咲いたのは、通路の除草シートの穴からでした。まさに”ど根性”トレニアです。
②除草シートのトレニア_7月20日

100を超えるトレニアの株できたので、花壇や鉢やプランターに移植しました。
③プランターと鉢植えのトレニア

鉢植えの場合は、風通しのよい日なたに置き、夏の直射日光は避けるようにします。地植えの場合は、西日の当たらない場所に植えつけます。
真夏の8月と9月は休眠期間なので、肥料を与えないのが良いそうです。

開花期が長いのもトレニアの特徴です。条件が良ければ、4月から11月まで花を付けます。一般には、6月から10月です。それにしても長い開花期です。
④トレニア真っ盛り

まれに1株に2色の花を付けることもあります。
⑤2色のトレニア

トレニアはさし芽でふやすことができます。以下の写真の左の花を切り取って土に挿すと、根が生えて右のようになります。さし芽の適期は6月から9月です。
⑥トレニア挿し芽

地面に着いた茎から発根するので、YouTubeの方法で切り取って鉢に植えるのも良いです。

また、植えつけ2週間後に摘心を行って分枝を促すと、花数が多くなります。

6月から8月に、全体の1/2程度の長さに切り戻します。分枝して大きくなり、花がたくさん付きます。以下の写真は切り戻しの前後です。
⑦切り戻し前後のトレニア_文字入り

個人で楽しむには、開花期が長くて、育てやすい花が好ましいです。その意味で、私は冬から春はツルコザクラ、夏から秋はトレニアをお勧めします。
なお、ツルコザクラ(以下の写真)はトレニアと同じように”こぼれ種”から芽が出やすく、さし芽や切り戻しも有効で、開花期が長いです。私は10月になったら、ツルコザクラの種まきをします。
⑧ツルコザクラ
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素人でも楽しめるバラの栽培法

バラ3連結

ここ2年間、年間9回のガーデニング講座に通い、花や野菜の栽培法を習っています。その成果の一つとして、我が家の庭のバラが大きな花を付け始め、新しい枝が出るようになり、接ぎ木や挿し木をして新しい種類のバラを楽しめるようになりました。その栽培法のエッセンスを、以下にご紹介します。詳細で正確な方法を知りたい方は、ネット情報などをご覧ください。

1 バラの栽培法
①過剰の肥料
12月中旬から1月中旬に、バラの根元から50cmくらい離れた所の周囲4ヶ所に、スコップで直径40cmくらいの穴を開けて、各々にバケツ一杯分くらいの肥料(寒肥)を入れます。私の場合、自己流ですが、肥料はホームセンターで完熟鶏糞系混合肥料に骨粉を少し混ぜています。正式な寒肥の配合は専門書をご覧ください。
肥料をケチると、花つきが悪くなり、新しい枝(シュート)が地面から出てきません。この寒肥が最も重要です。たっぷりと肥料を与えると、1年中、葉が茂ります。
バラの寒肥2連結

葉が少ないのは肥料が足りない証拠です。その後、2月中旬、5月下旬、6月下旬、8月下旬にも肥料をやります。
鉢植えのバラには、ほぼ毎週肥料を与えます。

②年2回の大胆な剪定
冬の1月下旬から2月上旬に、全ての枝を長さ3分の2切り落とします。秋の9月中旬から下旬には、全ての枝を長さ3分の1程度切り落とします。外芽で切るのが原則ですが、雑に大胆に切り落しても、花が付きます。
バラの剪定の連結_文字入

2 バラの接ぎ木
 野バラの台木にナイフで切込みを入れ、そこにバラの補木を斜めに切って差し込んでテープで固定します。両者の形成層(皮の下)が合うように固定するのがコツです。これはネット情報が役立ちます。その後、接合部に雨や水が当たらないようにして育てなければなりません。私の場合、接ぎ木の成功確率は2割程度と、情けない状況です。ビワの接ぎ木の名人が、玉子の白味を補木の切り口に付けると聞いたので、今後、私もトライしてみたいと思っています。
接ぎ木の3連結_文字入

接ぎ木が成功して、枝が20cmくらいに伸びたら、枝を半分切り落します。そうしないと風などで接合部が折れやすくなります。折れた場合、番線で強く固定すると生き返ることがあります。

3 バラの挿し木

素人は野バラの台木を入手しにくいので、台木が不要な挿し木がいいかもしれません。プロは肥料の吸収率が良く、大きな花がたくさん付きやすい接ぎ木を好むようですが、私は成功確率が高くて、花も付く挿し木で満足しています。
挿し木は、このYouTubeの方法が簡単で成功確率が高いです。
すなわち、挿し木にしたい枝を15cmくらいに切って、土に刺す端部を斜めに切ってから、少し湿った新聞紙にくるんでジッパー付きの袋に入れて密封し、冷蔵庫の野菜室に1ヶ月入れてから、土に挿し木をします。土に挿してから、挿し木に雨を当てても構いません。
挿し木4連結

私の場合、今年の挿し木は8割くらい成功し、土に挿してから早いのは3ヶ月で花を付けました。

挿し木バラ3連結_文字入

以上のポイントを知れば、バラの栽培が楽しくなります。
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見直されたムクナ豆の栽培体験

私の娘は鹿児島産ムクナ豆(八升豆)の粉末を買って、毎日数gを食しています。疲れやすい体質を改善するためです。ムクナは神経伝達物質のドーパミンの材料となるL-ドーパ(ポリフェノールの1種)を豊富に含みます(空豆の約10倍という情報もあります)。
その粉末は100gが1200~1500円前後の高価なものです。そこで、私はムクナ豆を栽培してほしいと娘から頼まれました。

ムクナ会」のホームページには、ムクナ豆の用途として、除草剤代替品、土壌保全や肥料、食料危機の救世主、パーキンソン病と瀬川病の特効薬のL-ドーパ製剤の代替物、うつ病の特効薬の代替物、体の動きを良くして温める食料、疲れやすさを改善する食料が上げられています。

ムクナ豆は江戸時代に、食用として鹿児島ではよく栽培されていたそうです。一つの種から八升の豆が穫れるということから「八升豆」と名付けられたように、収穫量は多いのですが(八升は困難)、豆が硬いので調理が面倒だったため、その後に空豆などに取って代わられたと推測しています。

昨年、私は石垣島からムクナ種55ヶを購入して、自宅の庭にある菜園で栽培しました。
4月初めに種をビニールポットに植え、5月6日に竹で作った棚に40ヶの苗を移植しました。涼しくなった9月中旬以後に紫色の花の房がたくさん咲き、12月上旬に黒くなった豆の鞘を採取しました。鞘を天日干しして、乾燥した黒い鞘を木の棒で叩いて、中から豆を取り出しました。40ヶの種から約15kgのムクナ豆が採れました。今年は少し遅らせて、遅霜がない4月中旬以降に種まきをする予定です。

我が家の菜園でのムクナ豆の栽培記録を、以下の写真で示します。

ムクナ豆の栽培1_800KB

ムクナ豆の栽培2_800KB

ムクナ豆の栽培3_400KB

栽培は容易で手がかからず、放置したままで、竹で作った棚にジャングルのように葉が茂りました。鳥や虫による被害もありませんでした。肥料も不要のようですが、少量の豆用肥料を与えました。雑草はほとんど生えません。
とうもろこしのようなイネ科の植物を近くに植えると、成長が良いそうです。逆に成長を阻害するケースもあるので、近くに植える場合には注意が必要です。
 
栽培は容易でしたが、収穫後の豆の鞘の天日干しと鞘から豆を取り出す作業に手間がかかりました。乾燥機を使えば楽なようです(例えば60から70℃で2日間)。乾燥した硬くて黒い鞘を木の角材で叩いて、中から豆を取り出しました。十分に乾燥すれば叩かなくても、鞘がねじれて、自然に豆が出てくることがありました。乾燥機を使えば叩かなくても済むかもしれません。

焙煎温度が190℃のような高温では、薬効成分のL-ドーパが消失しやすいので、娘は文献を参考にして、フライパンで160~170℃で炒ると言っています。オーブンなどで170℃で30分焙煎すると、L-ドーパが半分になるという情報があります。
炒った豆を液体に漬けると柔らかくなります。娘は炒った豆にお湯をかけて飲食すると良いと言っています。その他に、娘は加工品も試作し、炒った豆を使って沖縄名産のチンスコウも作っています。黒糖との相性がいいようです。

ムクナ豆は生で食べてはいけないそうです。また加工物も健常者が多量に食べるのは良くないそうです。
インターネットやSNS(facebookなど)には、ムクナ豆に関する情報が増えてきました。注目する人が増えてきたのでしょう。今後、加工法が改良工夫され、利用法が蓄積され、用途が広まるような気がします。

今年は、昨年の反省を基に、私はムクナ豆栽培に再チャレンジします。

ブラジル国花「イペー」の根付けに4年

数年前のことですが、関東から大隅半島に来てから、4月に海岸地帯を車で走ると、鮮やかな黄色の花を付けた木をよく見かけました。

はじめて見る木なので、興味が増して調べてみると、ブラジルの国花に指定されている「イペー」という木でした。
近くでこの花を見ると、ノウゼンカズラの仲間だということがわかります。そこで、以前は「コガネノウゼン」と呼ばれていたそうです。以下の写真は、近所の他家のイペーです。

イペー合体1

とても美しい花なので、我が家でも植えようと、高さ1mくらいの苗木を2回買って、水はけと日当たりが良い場所に植えましたが、いずれも根付かずに枯れてしまいました。

昨年、親戚から高さ10cmくらいの小さな苗木を2本もらったので、土質や日当たりの異なる所に、その苗木を植えたところ、1本が3~4ヶ月で高さが1.5mくらいに伸び、今年の4月に花芽を付けました。4年越しの執念が実を結びました。

自宅開花イペー結合

もう1本は70cmくらいに伸びていますが、花芽はありません。

           自宅小イペー結合

我が家では、以上の4つの苗の育成経験から、相応しい生育環境は、水はけが良い土壌ではなく、日当たりが良く、強風の当たりにくい場所という結論になりました。成長の遅い70cmの苗は、強風にさらされやすい場所であったので、1.5mに伸びた苗と同じような環境の場所に移すことにしました。

植物は生育しやすい環境に移すと、見違えるような成長を示す例を我が家では、もう一つ経験しました。
香りの良いジャスミンは、つる性植物で、繁殖力が旺盛です。最近までは高さ2mくらいの榊に絡ませていましたが、榊が弱るので、昨年、大きなマキ(一ツ葉)の太い幹に金網を巻いて、それに這わせました。驚くことに、1年後のこの4月には4mくらいの高さまでつるが伸びて、たくさんの花をつけました。

ジャスミン3結合

人と同じで、植物の育成も適正環境の選定が大事であり、それを見つけるのに日々勉強中です。
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日陰で輝く花

関東にいた時に、花好きの老人からサザンカ(山茶花)は日陰に植えると、見事な花が咲くと聴いたことがあります。

彼は、若い頃に東京九段にある軍人会館(その後、九段会館と改称)で見た寄せ植えのサザンカが、たとえようもないほど美しかったと、懐かしむように話していました。そのサザンカは、一年中、直射日光が当たらない場所に植えてあるそうです。


九段会館と寄植サザンカ
3年前の正月に、私は九段会館に行ってみましたが、歩道沿いに寄せ植えのサザンカがありました。花よりも蕾の数の方が多く、花見の時期としては早すぎたようでした。

老人の話を聴いてから、日当たりの悪いところにあるサザンカを注意して見るようになりました。


サザンカの生垣
日陰にあるサザンカが全て美しいわけではありませんが、これぞ紛れもない極上品と思われるサザンカの生垣に何回か、関東で出会いました。上の写真がその一つです。花や蕾が多く、濃い色の密集した葉を背景にして花が映えて見え、開花時期がとても長い(3月末まで)という特徴があります。

大隅に来てから日が浅いためか、そのようなサザンカに出会っていません。


日陰の山茶花
今週(1月4日)に、吾平自然公園で見たサザンカです。ここは、林に囲まれていて、日当たりはよくありません(一般の人は足場が悪くて行けない場所です)。花と蕾は極めて多いです。残念ながら花が散り始めていました。しかし、花が何時まで咲き続けるのか、楽しみです。


大隅で、日陰で長く輝き続ける花はツワブキ(石蕗)です。

こちらでは、ツワブキがいろいろな所に咲いています。林の中などの日陰では、長期間、花を咲かせる傾向があります。黄色の花が多いですが、白、オレンジ、朱など様々な色があります。

ツワブキは吾平町の花です(1987年制定)。以下の写真は吾平町で撮ったものです。


日陰のツワブキ
上の写真は、今週(1月4日)に林の下の斜面に咲いていた見事なツワブキです。ここは一日中、日当たりが悪い所です。この時期は、日当たりの良い所のツワブキは、花が終わっています。


土手に群れ咲くツワブキ
なお、花見の期間は短いですが、日当たりの良い所にあるツワブキも見応えがあります。この写真は、11月初めに姶良川の土手で撮りました。

以上のように、日なたで目を楽しませてくれることが多い花でも、日陰で極上の逸品となることがあります。
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