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思ってもみなかった「塩分不足とカルシウム過剰」

私は、勤めていた会社に研究指導に来られていた顧問の先生から勧められて、30年くらい前から総合ビタミン剤を飲み始めました。その後、サプリメントの本を参考にして、自分の体調を考えて、サプリメントを増やしてきました。
しかし、健康の維持・向上にサプリメントが寄与しているのかどうかは分かりませんし、検証もできません。
本来は、専門の医師の診断を受け、血液の成分分析をしてもらい、不足している成分をサプリメントなどで補うのが望ましいと思います。しかし、身近にそのような医師は居ません。もし居ても、費用が心配で気楽に受診できないことでしょう。

1 カルシウム過多の弊害
お笑いタレントであったが、今は
足識食癒施術法サロンを開業しているた和泉修氏が、多くの患者を診た体験から、いくつかのYoutubeで栄養元素や食事の摂取について、参考になり興味あることを話しています。
「例えば、日本人はカルシウム不足だから、牛乳を飲めと言う人が多いが、実際はあらゆる飲食物にカルシウムが含まれているので、カルシウム過多の人が多い。カルシウム過多であると、内蔵組織に石灰化が生じて、癌になりやすい。厚生労働省の食事摂取基準にも上限量があることを知ってほしい。」というような内容です。正確な内容は、Youtube
『食事摂取基準「上限量」のはなしで確認して下さい。

厚生労働省の『「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書』の中には、カルシウムに関して以下の記述があり、過剰摂取の弊害についても触れています。
「血液中のカルシウム濃度は、比較的狭い範囲(8.5〜10.4 mg/dL)に保たれており、濃度が低 下すると、副甲状腺ホルモンの分泌が増加し、主に骨からカルシウムが溶け出し、元の濃度に戻 る。したがって、副甲状腺ホルモンが高い状態が続くと、骨からのカルシウムの溶出が大きくな り、骨の粗鬆化を引き起こすこととなる。骨は、吸収(骨からのカルシウムなどの溶出)と形成 (骨へのカルシウムなどの沈着)を常に繰り返しており、成長期には骨形成が骨吸収を上回り、骨 量は増加する。カルシウムの欠乏により、骨粗鬆症、高血圧、動脈硬化などを招くことがある。カ ルシウムの過剰摂取によって、高カルシウム血症、高カルシウム尿症、軟組織の石灰化、泌尿器系 結石、前立腺がん、鉄や亜鉛の吸収障害、便秘などが生じる可能性がある。」

私は、サプリメントで毎日カルシウムを摂っていましたが、止めました。止めても体調に変化がないので、不必要なサプリメントであったと反省しました。
なお、牛乳は子供の頃は好きでしたが、健康に悪影響があると聴いてから、ここ数十年飲んでいません。和泉修氏もYoutubeで同じことを話しています。

2 塩分不足の弊害
最近、熱中症になる人が多く、その主原因が塩分不足であると、以下のYoutube『塩分過多は存在しない!?体に必要な「塩加減」』で和泉氏は語っています。最近は成人病予防のために、塩分を控える人が多くなっていると思います。特に高血圧の人が家庭にいると、その傾向が強くなります。

私は、高血圧気味の母と暮らすようになってから、就寝中に脚がつることが多くなりました。その対策として、水分やカルシウムを摂取すると良いこと聴き、実行しましたが効果がありませんでした。
上記のYoutubeを見て、昔、仕事として植木の剪定をしていた時に、夏場に脚の筋肉がつる対策として、弁当に梅干し3ヶを入れたことを思い出しました。そこで塩分補給のために、毎朝食べる半熟卵に、多量の岩塩を振りかけてから食べるようにしたら、就寝中に脚がつることが無くなりました。それにより血圧が上がるかと思って測定したら、血圧は以前と変わりません。この体験から、私は塩分不足であったことに気付きました。

私のような健康オタクは、ついつい体調を過剰に心配してサプリメントの種類を増やしたり、成人病予防対策として塩分を控え過ぎたり、骨粗鬆症対策としてカルシウムを過剰摂取しがちです。時には、サプリメントや食事内容を見直すことが必要であると思います。

和泉氏が言っていることは医学的に正しいかどうかは分かりませんが、私には参考になりました。
いずれは、近所の医師から必要元素の補給や食事内容の指導が受けられるようになることを望んでいます。

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テーマ: 医療・病気・治療 | ジャンル: 心と身体