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「そうめん流し大会」から地域おこしの要点を学ぶ

8月の末に鹿屋市の吾平小学校の校門に至る長い坂で、初めての「そうめん流し大会」がありました。

小学生の父兄が中心になって、企画し、実行したものです。数か月前から、検討会議を重ね、予行演習まで行っています。

若い人が少なく、衰退した地域でも何か面白いことをやろうとか、汗をかく新しい企画を実行しようとする集団がいること自体が驚きで、将来に期待を抱かせてくれます。

それが実現できたのは、若い集団を束ねて、メンバーが自主的に活動するように育ててきたリーダーがいるからです。損得を考えずに、地域のために働く自己犠牲に富む人の波及力は大きいのです。


そうめん流し準備

吾平小学校の校門坂は急傾斜で長くて、私には途中で休憩しないと登れません。
この坂に、長さ130m、高低差20mの巨大なそうめん流しが登場しました。

そうめんはお母さん方が校庭でゆでて、食べる場所による不公平を減らすために、長いそうめん流しの3箇所から、供給していました。

事前の試験で、割った竹は3日くらいでカビが生えることが分かったため、前日に切り取った孟宗竹を、当日の朝に2分割して、内側の節を削ってそうめん流しに使ったそうです。参加者に子供が多いこともあり、入念な検討をしたんですね。

かかった費用は、そうめん、麵つゆ、容器などの出費が合計9万円だったそうです。


開会式

開会式と閉会式の父兄の挨拶や説明にユーモアがあふれていて、楽しませてくれました。特に、ルール説明者の「全国そうめん流しの規則にのっとって…」は傑作でした。


食べる子供たち

子供と大人

参加者は地域の3小学校の生徒、幼児、父兄など数百名でした。

開始時刻が13時からだったせいもあってか、開始から30分程度で満腹になる人が多く、準備した茹でたそうめんが相当あまり、参加者に持ち帰ってもらっていました。

準備だけでなく、撤収作業も半時間程度で終わり、その機動力・手際の良さには、あらためて驚きました。

今回の急傾斜地での巨大なそうめん流し大会は、子供たちには、忘れがたい夏の思い出となったことでしょう。苦労された裏方の父兄も楽しんでいるように見えました。来年も開催するかもしれない、と思わせるにぎやかな雰囲気がありました。

今回のことから、「地域おこし」には自主的に活動する集団が必要であり、何よりもその集団をまとめて、動かすリーダーの存在が大事であると思いました。

人口減少が進んでいる所は、まだ若い父兄がいるときに「地域リーダー」を育てる仕組みを考えなければならない、と学んだ「そうめん流し大会」でした。
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テーマ: 鹿児島 | ジャンル: 地域情報