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無農薬・無肥料栽培を国策にしたい男の話

先日、私が感銘を受けた本「ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?」の著者・高野誠鮮(じょうせん)氏の講演を聴きました。演題は「スーパー公務員と言われた男の失敗履歴」です。なお、彼は現在、総務省地域力創造アドバイザー、僧侶住職です。

高野氏と本


講師は、石川県羽咋市の市役所職員の時に、奇想天外なアイデアを出して、驚くべき行動力で実行した結果、過疎の村に多くの若者を誘致し、農家の高収入化を達成させた人です。例えば、農産物をブランド化するために、ローマ法王に献上したり、ドローンで全国各地の米の品質を空から評価する商売をしたりと。

講演時間は2時間弱と長かったのですが、中身が濃くて迫力満点でした。特に、農村地帯の農家の収入が少なく、その対策に奔走した体験談に、講演者の並外れた才能が示されていました。

農家や肥料、農薬を販売する農協からの攻撃に屈せずに、無農薬・無肥料の米作りに突き進み、その米が高値で売れることを示しました。その結果、農家の収入が増え、反対していた農家と農協も協力者となり、無農薬・無肥料の米を1kg当たり2,000円や3000円で米国に輸出し、農薬・肥料・除草剤の販売を止めた全国で唯一の農協もできたなどは、全く驚きでした。

さらに、無農薬無肥料の穀物・野菜・果実は、収穫後に放置しても腐らずに、ミイラのように干乾びる、食べるとアレルギー体質が治るという情報は目からうろこでした。
  木村氏のりんご


現在、彼は自然栽培の農業を国策にして、農家の収入アップと国民の健康向上を実現するために奔走中と、元気とやる気一杯の人の話に、聴講者は釘付けでした。
何事も本質を追求し、あるべき姿を追い求め、戦略的に実行する僧侶らしい、また元スーパー公務員らしい内容の話でした。

現在、無農薬栽培をする人は多いが、無肥料栽培でミネラルやビタミンが豊富な穀物や野菜ができるのか、私にはわかりません。しかし、食すると、アレルギー体質が治るそうなので、歓迎したい。

以前に、このブログで、アメリカはビタミン・ミネラルの補給奨励により癌患者が減少を続けている一方で、日本の田畑はミネラル不足になり、また癌患者が増加傾向にあることを紹介しました。

無農薬・無肥料栽培を国策にして、農家の所得が上がり、国民が健康になって、癌患者が減少に転じることを期待したいです。
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テーマ: 雑記 | ジャンル: その他

「サピエンス全史」の衝撃

サピエンス全史_800KB

世界的なベストセラーになったユヴァル・ノア・ハラリ著「サピエンス全史(上下)」(河出書房新社)を読みました。特に前半(上巻)が読みごたえがありました。
人類誕生以来の世界の歴史を俯瞰して、目からウロコが落ちる新しい視点の解釈を提示し、それが説得力を持っていました。私が感じ入った新視点を以下に3つ紹介します。いづれも上巻にあります。

「人類には種類がいくつかあったが、ホモ・サピエンスが生き残って文明を築いたのは”虚構”をつくることができたためである。虚構とは、伝説、神話、神々、宗教、組織などの架空の事物について語る能力であり、それににより集団を作ってまとめ、協力体制ができた。虚構こそが見知らぬ人同士が協力することを可能にした。」
画期的な新説で、感心しました。事実に比べて、神話は軽く評価されますが、日本の建国神話は国を作り国民をまとめる効果があったのだと思うと、胸にストンと落ちました。

「農業革命は、史上最大の詐欺だった。確かに食料を増産させて、人口の増加に寄与したが、貧富の差を拡大して搾取体制ができた。また、健康に悪い過酷な生活を人類に強いた。」
こう言われたら、今の農民も苦労が多い割に、収入が少なそうだと納得させられます。日本では、稲作が広がった弥生時代から戦いが増えたことや、糖尿病を増やす原因にもなった穀物を主食にした原因にも関連する説と思いました。

「貨幣は人類の信頼制度を作った。国、人種、性別、宗教、文化の間の溝を埋めた寛容性の極みである。貨幣のおかげで、見ず知らずで信頼しあっていない人どうしでも、効果的に協力できる。」
貨幣が悪だという意見は一般受けするが、一面的な見方です。

続いて、同著者の次作「ホモ・デウス : テクノロジーとサピエンスの未来 」を読みたくなりました。
テーマ: 読んだ本 | ジャンル: 本・雑誌

重曹は虫歯予防などオーラルケアの万能薬

「重曹うがい」や「重曹を用いた歯磨き」が、歯を白くする、初期虫歯を治す、口臭予防、歯石予防、歯槽膿漏予防などオーラルケアの万能薬であるという、歯科院長の文があります。
これを読んで、その合理的な万能薬の理屈に感服して、この1年間、重曹(炭酸水素ナトリウム)の使用を続けてきました。

以下に、院長の文章の骨子を転記します。

「口内の悪玉菌が繁殖し、多く口腔内に住みつくためには口腔内が酸性(PHが6.6以下)である必要があります。それを避けるために、口内のPHを6.6よりも上げるためには「重曹」の使用が有効です。

市販されている食用またはオーガニックな重曹を用いて歯磨きをする際、歯ブラシに歯磨き粉(ペースト)を付け、それに重曹の粉をまぶして、そのまま普通に歯を磨いて下さい。
これを毎日普通に2回朝晩するだけでも、その際にPHが上がり虫歯菌を減らす事に役立ちます。

もうひとつは、重曹を用いたうがいです。
500mlのペットボトルに水とティースプーン1杯ほどの重曹を入れ、よく振ってかき混ぜます。使う水は水道水です。ミネラルウォーターだと保存がきかない恐れがあります。作った重曹をコップに入れ、30秒ほどクチュクチュするだけです。」

重曹_500KB

私の場合、1000mlの容器に水道水を入れて、小さじ3杯の食用重曹(1kgで800円)を加えてから振ったものを使って、歯磨き粉を使わずに歯磨きした後に、30秒ほどクチュクチュとうがいをしています。

年に定期的に2、3回、歯科医院でプロフェッショナルケアを受けていますが、虫歯もなく、歯石も少ないと言われています。これには、重曹の効果もあると思っています。


テーマ: 歯・歯科 | ジャンル: 心と身体

アメリカはなぜガンが減り、日本は増えるか?

米国の癌が減った本_800KB

今回紹介する本は、発刊が2002年と古いが、私が知らないガンに関する情報が多く、日本もアメリカの健康政策を見習う必要があると考えさせられました。その本名はアメリカはなぜ「ガン」が減少したか”です。以下にその内容のエッセンスを紹介します。

「米国では、医学が進歩したのに病人が増えている原因を究明するため、フォード大統領が1975年に国家的な大調査を行い、調査委員長の名前をつけたマクガバン・レポートが出た。」

「そのレポートの結論は、”米国の食事がガン、心臓病、糖尿病などの現代病を生んでいる。特に、ビタミン、ミネラルの不足が目立つ。”そこで、1997年7月、世界がん研究財団と米国がん研究財団は、以下の数値目標を入れた食品と栄養によるガン予防14ヶ条を出した。」

1.食事内容:野菜や果物、豆類、精製度の低いデンプン質などの主食食品が豊富な食事をする。
2.体重:BMI(体重kg÷身長m÷身長m)を18.5~25に維持し、成人期の体重増加は5kg未満にする。
3.身体活動:1日1時間の速歩を行い、1週間に合計1時間は強度の強い運動を行う。
4.野菜と果物:1日400~800gまたは5皿以上(1皿は80g相当)の野菜類や果物類を食べる。
5.その他の植物性食品:1日に600~800gまたは7皿以上の穀類、豆類、芋類、バナナなどを食べる。
6.飲酒:飲酒は勧められない。飲むなら1日男性は2杯(=日本酒1合)、女性1杯以下。
7.肉類:赤身の肉を1日80g以下に抑える(赤身の肉とは、牛肉、羊肉、豚肉)。
8.総脂肪量:動物性脂肪を控え、植物油を使用して総エネルギーの15~30%の範囲に抑える。
9.塩分:塩分は1日6g以下。調味に香辛料やハーブを使用し、減塩の工夫をする(酢の使用もよい)。
10.かびの防止:常温で長時間放置したり、かびがはえた食物は食べないようにする。
11.冷蔵庫での保存:腐敗しやすい食物の保存は、冷蔵庫で冷凍か冷却する。
12.食品添加物と残留物:添加物、汚染物質、その他の残留物は、適切な規制下では特に心配はいらない。
13.調理法:黒焦げの食物を避け、直火焼きの肉や魚、塩干燻製食品は控える。
14.栄養補助食品:この勧告を守れば、あえてとる必要はなく、がん予防にも役立たない。

ガン抑制効果のある食品_260KB 
「さらに官民一体となって西洋医学だけでなく、東洋医学や民間療法も取り入れた「統合医療」の道を歩み始めた。日本の厚生労働省にあたる役所に「代替医療部」が設置され、食事療法に力を入れた。
その国家プロジェクトの成果が実って、以下の図のように1992年以降、増え続けていたがんの死亡数が減少に転じた。」

米国全ガン死亡率の推移(加工)

東京大学医学部附属病院放射線科准教授の中川恵一氏はこう断言する(週間現代 20141014)。
「人口10万人当たりで換算すると、日本人の死亡数は米国の約1.6倍にもなっている。意外なことだが、日本は先進国であるにもかかわらず、ガンが原因で亡くなる人が増え続ける唯一の国である。」(下図参照)

        日本の主要死因別死亡率(加工2)

そうであれば、日本も、予防医学にもっと力を入れるべきです。

この本は、さらに以下のように続く。
「日本でも、マクガバン・レポートの影響下で作成したと思われる国の健康政策が1985年以降に何回か登場した。「食生活指針」や「運動指針」は、常識的な内容で新しい情報がなく、国民への影響力はなかった。」

「アメリカでは、健康だけでなく、人間の学力、知力、情動など”心”の部分にもビタミンやミネラルが重要で、脳を健全化することが研究され、実証された。」

「微量ながらミネラルが欠けるとビタミンは正常な機能を果たせなくなるので、ビタミン以上にミネラルが重要である。米国国立科学財団は、”人間の健康維持には45種類のミネラルが必要である”という調査結果を出した。」

「ビタミンと違ってミネラルは人体内で合成できないので、人は土に含まれるミネラルを、穀物・野菜・果実などから補給してきた。日本の田畑では、昔は人糞や残飯を肥料として使っていたのでミネラルがリサイクルしていた。ところが、窒素リン酸カリの化学肥料を使うようになったため、田畑はミネラル不足になった(他国も同様な傾向)。そこで、サプリメントからミネラルを補給するようになった。」

「著者がアメリカでミネラルのサプリメントを調べた結果、自信を持って勧められるのが”植物ミネラル”である。その原料は、古代の植物が堆積して石になった植物堆積岩”ヒューミックシェール”(下記写真参照)であり、74種類のミネラルが有機物として含まれている。それを抽出した”植物ミネラル”は成分バランスと人体への吸収率(99%)が良く、健康回復や難病の治癒に有効との報告がある。」

ヒユーミックシェールAとB結合 
Amazonで”植物サプリ”の商品を見ると、液体で通常のサプリより料金が高いよううです。今後もこの商品の動向を注目したい。

この本は日本の健康政策に警鐘を鳴らし、個人レベルで健康維持の取り組みへの自覚を促しているように思えます。


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ブラジル国花「イペー」の根付けに4年

数年前のことですが、関東から大隅半島に来てから、4月に海岸地帯を車で走ると、鮮やかな黄色の花を付けた木をよく見かけました。

はじめて見る木なので、興味が増して調べてみると、ブラジルの国花に指定されている「イペー」という木でした。
近くでこの花を見ると、ノウゼンカズラの仲間だということがわかります。そこで、以前は「コガネノウゼン」と呼ばれていたそうです。以下の写真は、近所の他家のイペーです。

イペー合体1

とても美しい花なので、我が家でも植えようと、高さ1mくらいの苗木を2回買って、水はけと日当たりが良い場所に植えましたが、いずれも根付かずに枯れてしまいました。

昨年、親戚から高さ10cmくらいの小さな苗木を2本もらったので、土質や日当たりの異なる所に、その苗木を植えたところ、1本が3~4ヶ月で高さが1.5mくらいに伸び、今年の4月に花芽を付けました。4年越しの執念が実を結びました。

自宅開花イペー結合

もう1本は70cmくらいに伸びていますが、花芽はありません。

           自宅小イペー結合

我が家では、以上の4つの苗の育成経験から、相応しい生育環境は、水はけが良い土壌ではなく、日当たりが良く、強風の当たりにくい場所という結論になりました。成長の遅い70cmの苗は、強風にさらされやすい場所であったので、1.5mに伸びた苗と同じような環境の場所に移すことにしました。

植物は生育しやすい環境に移すと、見違えるような成長を示す例を我が家では、もう一つ経験しました。
香りの良いジャスミンは、つる性植物で、繁殖力が旺盛です。最近までは高さ2mくらいの榊に絡ませていましたが、榊が弱るので、昨年、大きなマキ(一ツ葉)の太い幹に金網を巻いて、それに這わせました。驚くことに、1年後のこの4月には4mくらいの高さまでつるが伸びて、たくさんの花をつけました。

ジャスミン3結合

人と同じで、植物の育成も適正環境の選定が大事であり、それを見つけるのに日々勉強中です。
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