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簡単にできそうな「無農薬・無施肥栽培」

現在の日本の農業は、いろいろな面で曲がり角に来ていると思います。種苗法、輸入の農産物・畜産物・海産物の安全性、国内の農薬や除草剤による健康リスク問題などです。

厄介なのは、その背景や実態が分かりにくいことです。例えば「種苗法」は、国内で開発した新種の作物が保護され、当面は良いことのような説明がなされていますが、長期的には特定の種子・農薬企業の収益に結びつく魂胆が隠されていて、農民の費用負担が増し、農作物の消費者には農薬などによる健康被害が拡大する恐れがあります。また、消費者は輸入品の安全性データも知らされずに買わされています。

昔の日本人は、子孫の健康被害が予想されれば、採算を度外視してでも考えうる望ましい善行を心がけました。いつから自分だけ良ければという経済第一主義に変ったのでしょうか。近江上人の心得の「買い手よし、売り手よし、世間よし」の精神は、日本人から消え去ったのでしょうか。

特に、子供の人体や精神へ農薬や除草剤の影響を防ぐことは、最重要課題であると思いますが、我が国では一向に改善対策が具体化せず、むしろ後退しているのが現状であると思われます。

資料によると、発達障害児の数は現在9万人を超え、この20年で7倍に増加しているという話があります。また、文部科学省が2012年に行った統計調査でも小中学生の6.5%に相応する約60万人以上40人のクラスでは、1クラスの2~3名が発達障害の可能性があるというデータを出しています。
農薬や殺虫剤、除草剤など化学物質を使って栽培された食品を子供を産む母親が多く摂取することにより,それが、胎児の脳の発達に影響を与え、発達障害の原因となっているのではという見解もあります。特に、有機リン系農薬やPCB(ポリ塩化ビニフェル)などは、脳にとって有害な物質であることが分かっています。

発達障害児が増えてきている実態を肌で知っている教員・教育委員会の関係者の勉強不足、事なかれ主義、無責任には呆れるばかりです。少しは海外での対策の実情を勉強してほしいです。

そのような背景から、無農薬・無施肥栽培には、健康と経済性の両面から理想的であると、私はあこがれていました。経済性は農薬と肥料が不要になるためと、オーガニック野菜として売値が上がることによる農家の収入増加および消費者の健康増進(具体例は後述)による医療費の削減が期待されます。

なお、yuko matsuoka氏によると、アメリカでは一般のスーパーなどでも、ほとんどの種類の食品でオーガニックが入手可能で、しかも特に高額というわけでなく、ほとんどが1ドルぐらい(約120円)かそれ以下の差で、ほんの少し高めな程度です。日本でも早く、このようになってほしいものです。

これからが本題です。
世界で初めて無農薬・無施肥のリンゴの栽培に成功した木村秋則氏の本「奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録」や、高野誠鮮氏の講演や本「ローマ法王に米を食べさせた男」に感銘を受け、我が国も無農薬無施肥農業が普及してくれないかと願っていました。

自然栽培3冊

しかし、無農薬・無施肥栽培は、簡単には実現しにくく、土作りに数年を要することを知り、指導者のいない素人の私は取り組む意欲が失せました。

最近、吉田俊道氏(菌ちゃんふぁーむ代表)が、素人でも簡単にできる無農薬・無施肥栽培の『元気野菜作り』を提案されていることを知りました。早速、同氏のDVD「超簡単菌ちゃん野菜作り 」を購入して、具体的な作業方法を確認しました。このDVDはマンションのベランダ栽培を前提にしたものでしたが、菜園や畑でも基本的な手法は同じと考えられます。

DVDから知った具体的な無農薬・無施肥栽培法を簡単に紹介します。
最初に肥料のない土をプランターに8分目くらい入れて、その上に枯らした雑草を詰め込んで、その上から土をかぶせ、さらに水を撒いてから黒いビニールで覆って3ヶ月置きます。この土に牡蠣殻粉を蒔いてかき混ぜてから、野菜の種を蒔くか苗を植えるという方法です。これを雑草農法と呼んでいます。
枯れ草の代わりに、生ゴミに乳酸菌ボカシと腐敗防止用の塩を振りまいて2ヶ月間密閉して発酵させたものを土と混合してもよいです。その後、黒いビニールで覆って1ヶ月以上置いてから、種まきをします。これを漬物農法と呼んでいます。

元気野菜づくり6連結_数字入

3ヶ月で土壌中の細菌が増えて、枯れ草も分解されて形がほぼ無くなります。それに貝殻分を混ぜて野菜の種を植えると、2ヶ月で立派な野菜が育ちます。

土壌中の菌がファイトケミカル(主に抗酸化物質)を作り、野菜に吸収されます。ファイトケミカルは虫には消化できないので、野菜に虫が付きません。動くことができない植物は、このようにして虫から自分を守っています。しかし、今の農地にはファイトケミカル源が少ないことが問題なのです。

ファイトケミカル連結

なお、ファイトケミカルは、野菜や果物の色素や香り、辛味、苦味などに含まれる機能性成分のことです。機能性成分は生きるために必須なものではありませんが、免疫力向上、老化抑制、肥満予防といった、健康に生きる手助けをしてくれます。抗酸化作用で有名なポリフェノールもこの一種です。

購入したDVDで出来上がった野菜を見ると、普通の土で育てた場合より、大きく育ち、虫にも食われていません。

できた野菜とDVD

私立保育園「マミー」で、この方法で野菜を栽培し、その野菜を使った給食を始めたところ、園児の年間平均の病欠日数が6日であったのが、3年目から0.6日になり、その後も続いているそうです。驚くべき健康増進効果です。

園児の病欠減少

私もこの方法で、無農薬・無施肥栽培に挑戦しようと準備を進めています。
大隅河川国道事務所が川の堤防の刈り草を無償提供するとホームページに書いてあったので、電話で依頼したら、後日、持ち運びやすいように布団のように梱包した枯れ草をいただけることになりました。栽培の結果は後日報告します。

河川土手の刈草
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「7日間ブックカバーチャレンジ」のマネごと

「7日間ブックカバーチャレンジ」という言葉を最近知りました。読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、何人かの知人が好きな本を日に一冊、7日間facebookにアップして公開しています。
私もその真似事のようなことをして、自分の考えや行動に影響した作家や本を見直してみることにしました。自分のためです。

1 森田療法の本

慈恵医大の精神科の教授であった森田正馬が、自分のノイローゼ体験を元に確立した神経質、強迫観念などを治す療法です。今では、海外でも高く評価されています。
私も十代後半に強迫観念に悩みました。その悩みは他人に説明しにくく、一人で悶々としていました。大学に入って水谷啓二氏が一般向けに書いたの森田療法の新書版を書店で立ち読みし、稲妻に打たれたように感激し、その後に関連の書籍を読み漁り、大半の悩みから開放されました。この療法から、自分の本心に気づかず、身勝手な行動をしていることを教えてもらいました。まだ身勝手な行動の残滓はあると思いますが。
森田療法の本合体

2 松原正の本
松原正氏は早稲田大学の英文学の教授でしたが、広範な文学や時事問題、防衛問題などに健筆をふるい、同じ保守系の学者や評論家の思考の不徹底と矛盾を指摘して、めった切りしました。
また、古今東西の名作と言われる小説の名作たる所以を分かりやすく解説し、最近の日本人や日本文学のいい加減さを教えてもらいました。
松原正の著作

3 八木重吉詩集
私は中学・高校時代に詩集をよく読みました。最も感動したのが、夭折した八木重吉の詩集です。その哀れな人生と詩に込められた素直な気持ちが共鳴して、当時多感であった私の胸に響いたのでしょう。
                                   八木重吉詩集

4 権利のための闘争
ドイツの法学者のルードルフ・フォン・イェーリングの著作で、1872年に出版されました。
「自分の権利があからさまに軽視され蹂躙されるならばその権利の目的物が侵されるにとどまらず自己の人格までもが脅かされる」というイェーリングの言葉は、現代に生きる私たちの心をも強く揺さぶる力を持っています。
イェーリングは「人格そのものに挑戦する無礼な不法、権利を無視し人格を侮蔑するようなしかたでの権利侵害に対して抵抗することは、義務である」と書いています。
ヨーロッパの法律の根底に、この様な考えがあることに敬服し、私もこの考えの影響を受けて、受けた蹂躙に対して断固とした行動をとりました。
                              権利のための闘争

5 一倉定の経営心得
会社勤めの時に、経営に関する本をよく読みました。特にドラッカーと一倉定(いちくらさだむ)の影響を受けました。
一倉は、事業経営は社長で決まるという信念から、社長だけを対象に指導した経営コンサルタントでした。徹底した現場主義とお客様第一主義を標榜し、空理空論を嫌いました。この本は一倉社長学の要諦をまとめたものです。
営業支援を担当していた頃、次の言葉に感銘を受けました。「クレーム自体の責任は追求しないが、クレームを報告しない責任と指示したクレーム対策を直ちに実行しない責任は追求せよ。」
一倉定の本合体

6 サピエンス全史
イスラエルの歴史学者であるユヴァル・ノア・ハラリの世界的ベストセラーです。私のブログでも取り上げました。
人類誕生以来の世界の歴史を俯瞰して、全く新しい視点からの解釈(仮説)を提示しています。
サピエンス全史_800KB

7 大場昇氏の本
鹿屋市出身のノンフィクション作家・大場昇氏が、私の祖父の評伝を書くために、我が家にインタビューにみえてから、お付き合いをさせていただきました。
大場氏には、大隅半島や鹿屋市の歴史、祖父の業績など、色々のことを教えていただきました。また、多くの著書は、苦難の道を歩んだ恵まれない人への慈愛に満ちたもので、感銘を受けました。
大場昇本4冊

過去のパンデミックに学ぶ新型コロナウィルスの解決策

現在、日本では新型コロナウィルスの感染の勢いが収まる気配がありません。
ワクチンができていないので、三密を避ける、手を洗う、マスクをする、消毒するなどの公衆衛生学的な対策を採るしかありません。
これまでにも世界的な大流行をした伝染病は幾つかあります。過去のパンデミックから学べる、効果的な対策、できれば特効薬のような対策はないかと、調べてみました。

1 ペストに”蒸留酒”
14世紀にヨーロッパで大流行したペスト(黒死病)は、全ヨーロッパの3分の1の人口が失われました。1億人が死亡したとの推定もあります。この時も発信源は中国(当時は元)で、地中海の港からイタリア商人の罹患からフランス、さらにヨーロッパ全域に拡大しました。
ウィキペディアの「ペスト」の項には、「ポーランドでは被害が発生しなかった。」「ポーランドではアルコール(蒸留酒)で食器や家具を消毒したり腋や足などを消臭する習慣が国民に広く定着していたほか、原生林が残り、ネズミを食べるオオカミや猛禽類などが多くいたためペストの発生が抑えられていた。」と書かれています。


                                            中世ヨーロッパのペストの伝播


現在のポーランドでもアルコール度数95%のスピリタスを消毒、体臭の予防、皮膚感染症の予防や治療、気つけに利用するそうです。

2 スペイン風邪に”国境閉鎖”
国立感染研究所 感染症情報センターのネット情報です。1918年から1919年にかけてスペイン風邪(インフルエンザ)が全世界で流行し、死亡者は約5000万人から1億人にものぼりました。
諸対策により感染伝播をある程度遅らせることはできましたが、患者数を減らすことはできませんでした。
しかし、「オーストラリアは特筆すべき例外事例でした。厳密な海港における検疫、すなわち国境を事実上閉鎖することによりスペインフルの国内侵入を約6ヶ月遅らせることに成功し、そしてこのころには、ウイルスはその病原性をいくらかでも失っており、そのおかげで、オーストラリアでは、期間は長かったものの、より軽度の流行ですんだとされています。その他、西太平洋の小さな島では同様の国境閉鎖を行って侵入を食い止めたところがありましたが、これらのほんの一握りの例外を除けば、世界中でこのスペイン風邪から逃れられた場所はなかったのです。」

3 まずは”リーダーシップ”
我が国での新型コロナウィルス対策は、感染爆発が生じて医療崩壊しないように、感染ピークを遅らすことが主眼となっています。下図はこの方針に沿った日本政府の目的を示した図です。

新型コロナ対策の目的(基本的な考え方)

この目的を実現するために参考となるレポートがありました。浦島充佳・東京慈恵会医科大学教授のレポート「政府の動きで死者数が8分の1に。スペイン風邪の疫学データからみる新型コロナ対策」は、1918年9月にスペイン風邪(新型インフルエンザ)が流行開始してから、米国の各都市が劇場、学校、ホール、酒場、民宿、ダンスホールの閉鎖と集会・日曜学校の禁止などの介入までの期間が、死亡率や感染ピークまでの日数に及ぼす影響を解析しています。
セントルイス市長は流行開始後直ちに介入しました。その結果、下図のようにセントルイスはピークの1週間人口10万人あたり30人に抑えることができました。これはフィラデルフィアの8分の1以下です。
この図より、流行が始まっててから7日以内に介入することも「流行のピークを下げる」ことに貢献することが分かります。

介入開始までの日数の死亡率への影響  
ニューヨークでは、流行の始まる11日前から早期介入を行なっています。その結果、下図のように流行のピークまでの時間をかなり遅らせることができました。大都市のわりにピークは遅く、しかも低めに抑えられています。介入としては、隔離・検疫とポスターによるリスクコミュニケーションやビジネス時間を交代制にするなどの措置がとられました。おかげで、流行が始まってからピークまで35日間ありました。これだけの時間があれば医療機関の体制を整備する時間かせぎになります。

介入開始までの日数のピークへの影響

流行前(早期)に介入を開始することにより、増加スピードを遅くし、流行のピークを遅らせることができるといえるでしょう。 
以上のように、パンデミックの抑え込みには、リーダーシップが鍵となることが分かります。

今回の新型コロナウィルス騒動で各国の状況を見ると、男性よりも女性のリーダーシップが優れているようです。
米国の経済誌『フォーブス』に、「コロナ対策に成功した国々、共通点は女性リーダーの存在」という記事があります。
「アイスランド、台湾、ドイツ、ニュージーランド、フィンランド、デンマークではいずれも、女性が危機の中で真のリーダーシップを発揮し、世界に対して模範を示している。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は、女性には混乱に対処する能力があることを浮き彫りにした。」

コロナで脚光 世界の女性リーダー

この記事を恩田 和氏が、アゴラ言論プラットフォームに紹介しています。
「データを冷静に見極め、現実的な対策を講じたのは、ドイツのメルケル首相。テクノロジーをうまく活用しているのは、無料の検査実施と徹底した追跡システム導入により、都市封鎖や休校措置を回避しているアイスランドのヤコブスドッティル首相と、ソーシャルメディアを多用して幅広い年齢層に情報発信している世界最年少国家元首のフィンランド、マリン首相だそう。」
「また、女性特有の愛情深さや共感力も、パンデミックの世の中でうまく機能するとして、テレビを通して子どもたちに語りかけたノルウェーのソールバルグ首相や、子ども向けの記者会見を開いたデンマークのフレデリクセン首相を紹介。」
原文では「ここで示した女性首脳たちは、男性が女性から学ぶべきリーダーの資質を示す模範例だ。私たちは今こそ、その価値を認識し、より多くの女性リーダーを選ぶべきだ。」と結んでいます。
危機に際して、なぜ男性より女性のリーダーが優れているのでしょうか?
男性は危機を利用して、多方面に目配りしながら自分に有利な策略を考えようとして、決断が遅れるのではないでしょうか。危機には、冷静に解決に向けてストレートな思考ができる女性が鏡となるのでしょう。

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新型コロナウィルス騒動で学んだこと!

現在、新型コロナウィルスが世界的な規模で広がり、パンデミックと言われるような状況になりました。
この騒動で、多くの関連情報が飛び交う中で、門外漢の私が専門家から学んだことが幾つかありました。
主に矢原徹一・九州大学教授の資料清水則夫・東京医科歯科大学准教授の資料を借用して、以下に私が初めて知ったことを記します。

1 ウィルスは細菌ではない。
私は新型コロナウィルスは細菌であると思っていましたが、間違いでした。
伊東乾・東京大学准教授はウィルスは「非生物」で、遺伝情報だけを持つ「分子」「物質」であると書いています。以下の同種のウィルスの図は清水則夫先生の資料から借りました。

ウィルスの模式図   
矢原徹一・九州大学教授は、ウィルスは「増える」「進化する」という生物らしい特徴を持っている「不完全な生物」と考えるのが良いと書いてます。

清水則夫先生の以下の表現のように、ウィルスには細胞がなく、自己増殖できないので細菌ではないことを知り、驚きました。他の細胞に感染して、初めて増殖できるのです。


ウィルスとは?合体
 
2 ウィルス退治にエタノールが効く。

エタノール消毒がウィルス退治に有効のため、現在、マスクと同様に薬局では売り切れ状態が続いています。
なぜ、このアルコールがウィルス退治に効くのでしょうか。
伊東乾先生によると、”アルコールが「除菌」ではなくウイルスの「消毒」に有効、というのは、この「エンベロープ」つまり「ボツボツ」センサーのついた危ないカプセルを、有機溶媒で溶かしてしまうから、それ以上感染できない、という動作原理によるものです。”「エンベロープ」とは、ウィルス表面の突起のある構造のことです。
矢原徹一先生は、”エタノールは浸透性が高く、ウイルス粒子の中に入り込んで、たんぱく質や RNAの構造を変えるので、強力な殺菌効果を持っています。”と以下の資料に示されています。

エタノールの殺菌効果

3 石鹸がウィルス退治に効く。
界面活性剤である石鹸類は、矢原徹一先生の資料によると、”石鹸の分子がウイルスを皮膚から離 れやすくします。さらに、膜の脂質 にくっついて引きはがし、膜を壊し ます。”と書いてあります。単に洗い流すのではありません。
手に付着した油を取り除く界面活性剤の作用を知ると、この原理が分かります。

石鹸が有効

4 水によるうがいががウィルス退治に効く。
うがいに使う液体は、消毒剤のヨード液より水が有効とは驚きです。ヨード液は、侵入した病原性微生物の繁殖を抑制し、発病を防ぐ効果もあると考えられている体内の共生菌(常在菌)を殺すので、以下の矢原徹一先生の資料にあるように、ウィルス退治にはマイナスの働きをします。

水うがいの励行

5 むやみに病院に行かせないようにする。
今回の新型コロナウイルス騒動の当初、わが国のPCR検査数が韓国に比べて極めて少ないことに、私は不満と危機感を持っていました。
恐ろしい病気にかかったかなと思ったら、医院に行き、診察や検査を受けるのが当然と私は思っていたからです。しかし、これは浅はかな素人の考えであることに気付かされました。
病院には感染者が集まりやすいので、最も感染しやすい場所です。さらに受診者が殺到すると、人数に限りがある医師、看護師、検査技師がオーバーワークになり、他の重症患者の治療もできず、医療崩壊します。したがって、症状の重い人だけが病院に行くようにすべきです。
最近のニュースによると、爆発的な感染状態になったイタリヤやスペインでは医療崩壊して、救命措置すらできないケースがあるそうです。
危機のときには、最悪のケースを想定して、優先順位をつけて対処すべきであることを学びました。以下の矢原徹一先生の資料が参考になります。

むやみに病院に行かない 

現在、ヨーロッパで猛威を振るっている新型コロナウィルスは、これからも感染範囲を広げていくことでしょう。収束の目処も着きません。今後の成り行きを注視すれば、新型コロナウィルスについて、ますます学ぶべきことが増えると思います。
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史跡整備で「町おこし」の構想力に感銘!

2月27日に「鹿屋ふるさと探訪会」で伊佐市の史跡巡りをしました。南九州石塔研究会の福島洋子副会長と地元の郷土研究会の方に各所を案内していただきました。
その中で、大口城跡での調査・整備作業を見聞きし、市民による自発的な活動に感銘を受けました。
 
大口城は、平安末期の保元3(1158)年に、太秦元衡によって現在の大口小学校背後の裏山一帯に築かれました。
我々は、車で小学校の校舎の間を通り抜け、裏山に入る階段の所まで行きました。
大口城跡連結1  
細い山道を歩いて上りました。坂の上に出ると、二人の郷土史の専門家が待っていてくださり、説明を受けました。
現地説明と休憩の連結

 

平成28年から大口城の正確な測量図面を作成するため、毎週土曜日の午前中にボランティアにより、城跡の竹や雑木の伐採作業が続けられています。

坂の上から、3つの曲輪(くるわ城の内外を土塁、石垣、堀などで区画した区域)が見えました。本丸(下記写真の右側)や二の丸(同左側)などがあった曲輪の広さは、鹿児島県内にある百ヶ所を越える山城で最大であると、同行した人から教えていただきました

大口城跡連結2

伐採、調査が終わった所は、草木が伸びて荒れないように、桜の苗を植えて、将来、歴史に思いを馳せることができる市民の憩いの場所とする作業も進められています。
 この趣旨に賛同する人を募り、苗木一本に二千円を払ったオーナーが植樹し、ネームプレートを付ける作業が始まりました。既に苗木160本が植えられ、今年は230本追加される予定です。
大口城跡連結3

このように時間をかけて史跡を整備して公園にする活動は、多くの市民の思い出作りとともに、将来は公園となって桜祭りなどの行事で賑わいをつくる”地域おこし”に発展することでしょう。

一つの場所で、ボランティアによる樹木の伐採、城の測量図面作り、市民による有料の記念植樹、将来の公園作りが並行して進められていました。素晴らしい構想の活動です。
お手本にしたい地域住民による夢のあるボランティア活動でした。
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